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2019/12/16

身体の構造と歪み

●肩関節の回旋運動

・腕を挙げる時の回旋運動

腕(上肢)を体幹の横(下垂位)から横に挙げても(肩関節の外転)、下垂位から前方に挙げても(肩関節の屈曲)、出発点と終着点は同じになる。

しかし、どのルートで挙げるかによって、肩関節での回旋運動に変化が出ます。例えば、肩関節を内旋位のまま(親指を下に向けたまま)で肩関節の外転をすると、大体の方は90度あたりで止まってしまい、それ以上に腕を挙げることが出来ません。

その原因は、肩関節を包んでいる関節包(かんせつほう)が捻れて余裕がなくなることや、この向きでは上腕骨と肩甲骨の骨格上の問題があります。自然に肩関節の外転運動で腕を挙げることが出来るのは、肩関節で同時に外旋運動が生じているからです。