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2020/09/12

肥満は万病のもと

肥満には、大きく分けて2つのタイプがあります。1つ目は「内臓脂肪型肥満」でこれは男性に多く、ぽっこりお腹が特徴的です。2つ目は皮膚のすぐ下に脂肪がつく「皮下脂肪型肥満」で女性に多く指で摘むことができるタイプです。

2つのうちで、特に気をつけないといけないのが内臓脂肪型肥満です。臓器の周りに脂肪がつくことで体に悪影響を与え易いと考えられています。

脂肪は多くの脂肪細胞でできています。通常、脂肪細胞は動脈硬化や糖尿病を防ぐ物質を分泌するなど体に良い働きをしますが、余分なエネルギーを脂肪としてため込む働きもあります。肥満になる要因はエネルギーの取り過ぎがあり、肥満がある方は脂肪細胞は通常の2〜3倍に肥大しています。内臓脂肪型肥満の方のお腹がぽっこり出てしまうのはこのためで、内臓脂肪が1kg増えると、腹囲は約1㎝増えるといわれています。

肥大化した脂肪細胞からは、体に良い働きをする物質の分泌が減ってしまい悪い働きをする物質が分泌されるようになってしまいます。